HG 1/144 ジャイオーンメーカー小売価格: 1,944円【2/13 追記】
沢山のご意見ありがとうございます。
そして皆様に多大な混乱と迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。
まことに勝手ながら、当記事のコメント欄は閉鎖させていただきます。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。【2/13 追記】
「ジャイオーンのバックパックは他のガンプラに流用できますか?」という質問を頂いたので、
記事の最後の方でいくつか取り上げてみました。よろしければ参考に。※当記事で紹介しているキットは付属のシールのみ貼った素組みの状態です。
VGMM-Gb03 ジャイオーン
ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィで開発されたG系統のMS。
背部には多機能バックパックである「ビッグアーム・ユニット」を装備する。ジット・ラボラトリィの誇るG系MSが早くも立体化。
「G」の名を冠してませんが、英語名称で
GAEONなので一応G系統であることが分かります。
どうでもいいけどこの時代のガンダムってデザイン自由奔放すぎるだろう。
一体何が書かれてたんですかねぇヘルメスの薔薇の設計図って。
-Design-


フロント&リアビュー。
濃度の違うパープルの織りなすカラーリングとバックユニットのサブアームによる武装はまさしくゲテモノガンダム。
中の人の因縁だろうか…?


いったんバックユニットを外して。
全体的に細見なシルエットですね。腕なんてすごく細いです。
G系統ではやや珍しい、少しケレン味を効かせたデザインと言えます。

顔。顔面センサー、アンテナのビーム砲、額のセンサーは全てホイルシール。
顔面センサーの方はちゃんと下地にモールドが彫ってあるのでご安心を。

アンテナはかなり大型。かつ平べったい。ゲート跡がやや目立ちます。

胸。色が足りてない場所とかは無し。
腹回りの黒い部分はツヤ消し(半ツヤ?)の黒鉄色の成形色。地味にメカニカル感あっていい感じ。

肩。前面からぐるっと後面にかけての薄紫の部分はホイルシール。
内部バーニアも色分けされていません。

腕。ビルドバーニングみたいな造形ですね。
なおエルフ・ブルックよろしく今回の平手が標準のようです。最近のGレコキットはどうなってるのだ…

フロントアーマー。小さいバーニアもしっかりパーツ分けされています。

リアアーマー。ジャハナムの如く可動します。

太腿から膝にかけて。膝の突き出てる部分の黒いラインはホイルシール。

脚全体は前後にパーツが割られているので、左右に合わせ目がくるようになっています。

足。地味にアンクルガードが合わせ目対策されてます。

脚裏。脹脛のバーニアは開いたまんま。

気を取り直してビッグアームユニット再装着。後面に左右それぞれ3本の指のようなアームが見えますね。

アームの部分は国鉄色の成形色。

内部の薄紫色の部分はモールドとか彫ってなくて、ちょっとオモチャ臭いかも。

側面のシールドユニット。
上の方の黒いライン以上の部分はホイルシール。シールドにあるグリーンのセンサーもシールです。

後方のセンサーみたいな部分はシールの上からクリアパーツを貼るようになっています。

G-セルフと並ばせてみる。同じG系統なのにどうしてここまで違うのか。
というかもう、R.C.における「G系統」の定義があやふやである。
-Movable-

首は特に干渉する部分はありません。

腕関節・肩共に90度より少しだけ曲がりますね。

引き出しはグイグイいきます。でも
妙に肩がすっぽ抜けし易い…
腰は残念ながらこの程度まで捻られるだけです。
引き出すにも見てくれが悪くなるんでオススメしません。
また、前後にも可動しません。

実はこのジャイオーンの腰ジョイント、いつものボールジョイントではなく一軸タイプのもの。
恐らくバックユニットとの重量の兼ね合いで強度を優先させたのだと思います。

開脚はほぼ180度前回。接地はお察し。

脚関節は90度曲がります。何とか膝立ちは可能でした。
本体の方はそれなりに可動しますね。構造上仕方ないとはいえ腰が回せないのは残念。

バックユニットのアームの自由度は中々高いです。
赤丸で囲った部分はロール軸が設けられています。

シールドユニットはロール軸による360度回転。

関節の自由度も高く、よく曲がります。

細いアームユニットの方は2つの関節が設けられており、それぞれ90度ほどまで可動。
逆には一切動かない他、基部も動きません。
-Items-

付属品一覧。

ビームライフル。設定上は洗練された設計らしく、パーツ数が凄く少ないんだとか。
キット上では銃本体×2と銃口の3パーツ構成。ライフルとしては普通のパーツ構成です。
センサーはホイルシール。

そしてジャイオーン名物(?)であるビッグアームユニットのビームサーベル。
計8本付属します。ダボが長いので取り外しも楽ちん。

色はかなり濃い目のクリアレッドですね。G-セルフのものとは大違い。
-Bundodo!!-

ちわー、ジット団でーす。G-セルフ回収しに来ましたー。

ライフルによる射撃は普通に構えるのではなく、アームと連携させて。

ただ肩の引き出しは使おうとすると妙にスポッと肩が抜けてしまいます。ちょっとやりにくい。

ビッグアームユニットによるシールド状態。
説明書には画像が載せてあるのですが、肝心のポーズの取り方が分からず。
なので適当にポーシングさせました。

上から覗くとこんな感じ。誰か正しいポーズのとり方教えて。

いっそ片側のシールドだけ構えさせた方がスタイリッシュな気が。

アーム展開して本領発揮。


うひょー、凄い迫力ですよコレ。アームいじるだけでも楽しいです。

本体と違ってバックアームの関節が非常に丈夫なのも助かります。

ちなみに設定上はソードファンネルとしても使えるんだとか。
浮かせるのは説明書にも書かれてないくらい非推奨だと判断したのでポーシングは勘弁。

射撃と連動させて? みたいなシーン。撮影ブース限界なんで遊びもそろそろおしまい。
「出やがったな、ゲテモノガンダム!」「だれが何ガンダムだってぇ!?」やりたくなる… ならない?

以上、HG 1/144 ジャイオーンのレビューでした。
◆評価点
・秀逸な造型
・ビッグアームの強度の強さ。自由度もそれなり。◆不満点
・異様に外れやすい本体の肩
・及第点とはいえ、ガンプラ全体としては可動はまだ甘い総合オススメ度:★★★★☆(4.5くらい?)特筆すべきはやはり、ビッグアームユニットの迫力でしょう。
ビームサーベルフル展開時の圧巻の迫力は必見です。表情付けもそれなりにできますし。
武装もライフルだけでなのでシンプルで遊びやすいですね。
ただ個人的に肩のすっぽ抜け具合は無視できません。ライフルを構えさせる上でポロポロ外れましたし。
あらかじめ肩側のジョイントに瞬着コーティングをしておくことをオススメします。
後は本編で如何なる活躍をしてくれるか… ある意味、本編の活躍次第ではこのキットの評価も変わるかも…?
【2/13 追記】ジャイオーン本体の背面を見れば分かりますが、ジャイオーンのバックパックは2軸タイプです。
近年は背面が1軸タイプのものが多いですが、Gレコキットには比較的2軸のものが多いのでそちらには流用ができます。

一例としてG-アルケインに装着してみたもの。

こちらはジャハナム(クリム機)に装着してみたもの。
他にも量産型ジャハナムやグリモアに装着できました。

意外にもハイモック先輩にも装着ができました。
このように近年に発売された、背面ジョイント穴が2軸タイプのものであればどれでも装着できそうです。