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AMNESIA CROWD 限定版特典小冊子「新婚旅行」SHIN シン CV:柿原徹也 篇小說 +「たしかな思い出」CD 日文 ^^
2013/05/17 11:11
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AMNESIA CROWD 限定版特典小冊子「新婚旅行」SHIN シン CV:柿原徹也 篇小說  ^^

 

 

 

 SHIN シンCV: 柿原徹也 AMNESIA CROWD アリスNET スペシャルセット ミニドラマCD 「たしかな思い出」 ^^

 

 


シン:「いってらっしゃい、気を付けてな。」

 


シン:アイツが角を曲がるところまで見送ってから、俺は、部屋に戻った。引越しの荷解きも、いよいよ大詰めだ。これが終われば、ようやく二人きりの生活を始められる。

シン:一番手近のダンボールを開けると、昔、アイツの部屋で見た小物と文庫本ぐらいの大きさの日記帳が入っていた。アイツに日記をつける習慣があること、俺は全く知らなかった。幼馴染て言っても、全部を知ってるわけじゃないからな。そう思うと、少し悔しいけど、その反面、これから始まる、アイツとの生活への楽しみもまずい。

シン:日記帳の表紙に記された年号は、俺がアイツと結ばれたその翌年のものだった。この一年は、全ての日数を恋人として過ごした最初の一年。

シン:アイツは今、近くのコンビニに買出しに行っている。鬼の居ぬ間に、なんて言ったら、機嫌を損ねてしまうだろうか。

シン:手に取ってページをめぐると、アイツらしい文字が目に飛び込んできた。

 


シン:一月一日

   新しい年の始まり

   今日は、シンと初詣に行った。

   去年とは違う、二人だけの初詣

   今年も、たくさんの思い出を

   シンと作れますように。

 


シン:「結構時間かかったな。なあ、何でこんな早い時間にしたんだよ。昨日遅くまで起きてたんだから、朝ぐらいゆっくりしてもよかったんじゃないの。それとここ、縁結びの神社だろう?お前勘違いしてたりしないよな?」

シン:「へえ、欲しいものって何?」

シン:「うん?あれ?結び守りってヤツ?ピンクと緑とあるけど……まぁいいや、ちょっと待ってろ。ほら、お前はピンク、俺は緑の方を持っていればいいんだろう。お前の考えてることなんて、お見通しなんだよ、バーカ。」

シン:「っ…!そんな嬉しそうな顔すんな、可愛いだろ。」

 


シン:二月十四日

   今日は、バレンタインデー。

   毎年渡していたけど、今年はやっぱり、

   少し緊張する。

 


シン:「何?どうしたの?そんなに改まって。あのさ、今日が何の日かなんて、誰でも分かると思うんだけど。いいから、後ろに隠してるそれ、早く出して。」

シン:「トリュフか?へえ、ちゃんと作れてんじゃん。これ、お前の手で食べさせて。」

シン:「はあ?なんで今更恥ずかしがるんだよ?ほら、早く。」

シン:「うん、美味い、もう一個。」

シン:「なあ、でもちょっと甘いかな。ねえ、こっちもちょうだい。ちゅ…ん…あ…うんっ…逃げんなよ。…ん…ちゅ…あは…こんなんじゃ足りないんだよ、もっと、ゆっくり味あわせて。」

 


シン:三月十三日

   受験勉強や入試があって、

   シンとはなかなか会えていない。

   ちょっと寂しいけど、シンが頑張ってるから、

   私も頑張ろう。

 


シン:「あっ、お前これからバイトだよな?明日の予定は?無ければ出かけるから、行きたい場所考えといて。好きなとこ、連れてってやる。」

シン:「何でって、明日はホワイトデーだろう?普通忘れないんじゃないの、そういうこと。」

シン:「ああ、結果?合格。朝、結果見てきて、さっき合格通知も届いた。んま、当然だな。ホワイトデーのこともあるけど、会えなかった分、明日からどこでも付き合うから。本当のこと言うと、ちゃんと時間を作って、お前の喜ぶようなことしてやりたかったんだけど、でも、これからはずっと、一緒に過ごせる。あぁ、ダメだ。お前の声聞いたら、明日まで待たなくなった。今日何時に下り?終わった頃、迎えに行く。」

シン:「うん、分かった。それじゃ、また後でな。」

 


シン:四月五日

   シンの入学式

   今年からは、シンも同じ大学なんだと思うと、

   嬉しい反面、不思議な感じ。

 


シン:「なあっ、本当に来たのかよ。今日、講義もバイトもないんだろう?まあ、俺も会いたかったけどさ。ああ、このスーツ?お袋が見立ててくれたんだよ。」

シン:「お前、それ褒めすぎだろ。ま、でもサンキュ、お袋にも伝えとく。なあ、お祝いって何するか決まってんの?なら、お前の家に行きたい。最近、外に出てるほうが多かったし、今日は家で、二人きりになりたい。な?いいだろ?」

 


シン:五月六日

   シンと初めての旅行

   久しぶりに一緒に過ごせて、

   とっても嬉しかった。

   帰りの新幹線、

   ずっと寝ちゃって、

   シンに、悪いことをしたな。

 


シン:「はあー、いつまでこの生殺しみたいな状態が続くんだよ。結構やばいな。この安心しきった寝顔と、密着だ。新幹線乗って、十分もしないうちに寝るとか、どんだけ寝つきがいいんだよ。寝てるお前に、俺が何もしないと思ってんだろうな。そこまで飢えてるつもりないけど、この状態は、マジでやばい。一回起こすか、いや、でももう少し、見ていたい気もするっていうか。」

シン:「なっ、って!ちょっと!これ以上動くな!近い!近いから!くっそ!何の拷問だよ!?」

 


シン:六月二十一日

   突然土砂降りになって、

   シンも私も、びっくりした。

   シンの家で、少し休ませてもらった。

 


シン:「はあー、今日は本当散々だったな。それにしてもあのバイク、飛ばすすぎだろ。おかげでびしょ濡れじゃないか。」

シン:「なあ、服、そこに掛けとけば乾くと思う。って、お前それ…いや、俺が用意したんだから、当たり前か。その、お前が着ると、何か…うっ…ちょっと、こっち来て。」

シン:「やっぱりお前、俺の腕の中に、すっぽり収まるんだな。こうしてると、何か安心する。」

シン:「うっ、コーラ、暴れんな!ダメ、雨にあったて冷えたからさ。少しだけ、暖めてやるよ。な?」

 


シン:七月十五日

   海の日に因んで、

   シンと、海に出かけた。

   あんなに広いところに、

   たった二人きりなんて、

   贅沢だなって思った。

 

シン:「ねえ、何やってんの?」

シン:「うっ…『シンの…』って…何で消すんだよ?俺へのメッセージ?恥ずかしいって、恥ずかしがることなんて無いだろう。いいから、もう一回…」

シン:「分かった。じゃあ、後ろ向いてるから。」

シン:「うん?書けた?じゃあ、見るよ?」

シン:「なあ、俺、お前の声で、この大好きって聞きたいんけど。嫌だ、お前が言うまで帰らない。早く言ってよ。」

シン:「って!どこ行くんだよおい!待って!逃げるな!」

 


シン:八月一日

   この日になると、

   異様に肌寒かった

   去年の夏のことを思い出す。

   今年は例年通りの暑さで、

   気温も、30度を超えた。

   この先も多分、あんなに寒い夏は

   やって来ないと思う。

 


シン:「そう言えば、お前が退院して、あのことがあって、もう一年になるなあ。何だかあっという間だな、一年って。これからもお前のこと、大事にするよ。もうお前のこと、誰にも、傷付けさせたりしないから。お前は、俺がずっと守るよ。」

 


シン:九月二十七日

   文化祭のステージに向けて練習してたら、

   帰りが結構遅くなった。

   シンと連絡とったら、

   まだ、大学にいるみたいだったから、

   一緒に帰ってきた。

 


シン:「遅くまでお疲れ。お前頑張るな。ほかのヤツら、もう帰ったんだろう。あんまり無理するなよ。」

シン:「うわ、結構暗いな。転けないように気をつけろよ。って、何でさっきから、服の裾引っ張ってんの?お前、もしかして怖いの?ふんー、強がるなって。うっ…!ねえ、ここで一人になるのと、俺に襲われるのと、どっちがいい?ふっ、なんて冗談だよ。どうしても遅くなるようだったら、連絡くれたら迎えに行くから。んまっ、俺も何するか分かんないけどな。」

 


シン:十月二十六日

   今日は、文化祭二日目

   練習してきたバンドの演奏も、

   無事成功した。

   ステージからシンを探したら、

   後ろの方で、見ていてくれていた。

   来てくれて、すごく、

   心強かった。

 

シン:「お疲れ。練習の成果、ちゃんと出すたんじゃないの?何か、お前のファンみたいのもいるみたいだし。あの金髪の、いかにも軽そうなヤツとかさ。あれ誰?先輩?ふんー、肩に手なんか置いたりして、結構親しげな感じだったよな。」

シン:「っ、今の笑うとこじゃないだろう。お前が他のヤツに触れられてるのを見て、何も思わないわけない、嫉妬してるに決まってるだろう。お前鈍いんだよ。最近、ますます綺麗になったし。うっ、何でもない。そろそろ行くぞ!模擬店、回りたかったんだろう。」

 


シン:十一月三十日

   シンの、誕生日

   サプライズを企画するのは

   初めてだったけど、

   喜んでくれて、

   よかった。

 


シン:「今日は楽しかった。正直、文化祭で忙しくて、忘れてそうだなって思ってだから、驚いた。いつもならすぐ顔に出るのに、よく隠し通すだな。」

シン:「ああ、文化祭で、バタバタしてんだろうなって思ってた。あぁ、もう着いたのか。プレゼント、サンキュな。最後にもう一つ、欲しいものあるんだけど。キス、してよ、お前から。ほら、待ってるから、早く。あのさ、焦らしてるつもり?」

シン:「恥ずかしいって、今日ぐらい聞いてくれてもいいんじゃないの?まぁでも、してくれないなら、奪い行くだけだし。」

シン:「うっ、うんっ…!…ん…うっ…ちゅ…はぁ、お前、何でそんな可愛すぎるの?ねえ、俺、やっぱり今日は、お前と一緒にいたい。明日、お前も休みだろう。俺の言ってる意味、もちろん分かるよな。」

 


シン:十二月二十四日

   バイト終わりに、シンと合流して、

   家でパーティーをした。

   イルミネーションとか、イベントも捨てがたいけと、

   二人だけでクリスマスって言うのも、

   素敵だなって思った。

 

シン:「何か雰囲気に乗せられて、ホールケーキにしたけど、二人だと食べきれないよな、普通に考えて。来年は、ちゃんと考えないとな。」

シン:「え?何?その意外そうな顔。来年のクリスマスのこと考えるなんて、気が早いってこと?んまっ、確かにそうかもしれないけど、俺は先のことも考えてる。もちろん、いつも隣にいるのは、お前だけど。」

シン:「って!?ちょっと!いきなり抱き着かないで。俺ナイフ持ってるんだけど。はあ、お前の行動は、予測不可能だな。今の不有智は、正直やばい。うっ、ちゅ…その上目遣いも、うっ…分かっててやってるの?…うっ…うん…あ…ケーキは明日でいいか。」

シン:「ダメ。もう、待つ気ないから、お前も覚悟しろよ。」

 


シン:「これからも、シンとたくさんの思い出を、作っていけますように、か。」

 


シン:日記の所々に散りばめられた、「シン」という文字を見る度に、愛おしさが込み上げてくる。今日は、アイツと話をしよう。幼い頃のこと、付き合い始めた頃のこと、これまでの、たくさんの思い出を。

シン:階段を駆け上がる足音が聞こえる。俺は日記帳をそっとしまい、玄関に向かう。

シン:開いたドアの先には、息を弾ませた、アイツが待っていた。

 


シン:「お帰り。」

 


シン:アイツは嬉しそうに、俺の胸に飛び込んできた。その華奢な体を、壊れないように、そっと、両腕で包み込む。幸せな温もりを感じながら、この先もずっと、大切にしていこうと、誓った。

 

シン:「愛してる。」

 

 

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