【被害告白】大手金融機関を騙る偽「ブラジル基金」投資詐欺で1,270万円を騙し取られた私の手記。日本の警察が動けない絶望的な現実と、これ以上の犠牲者を出さないための厳重な警告
はじめに:巧妙化する国際投資詐欺プラットフォームの正体
単刀直入に申し上げます。昨今、SNSを中心に猛威を振るっている大手外資系金融機関(BNPパリバなど)の名を冠した投資アプリやウェブサイトは、そのすべてが100%完全に組織化された詐欺グループによる偽のプラットフォームです。
これらは実在する世界的なメガバンクや金融ブランドの圧倒的な知名度と信頼性を悪用した精巧なレプリカであり、本物の金融機関とは一切の関わりがありません。すでに日本の警察庁や各都道府県の警察本部、さらには独立行政法人国民生活センターからも「SNS型投資詐欺・国際ロマンス詐欺」の典型的な温床として名指しで公式に注意喚起がなされている、極めて凶悪な国際犯罪組織の手口そのものです。
私は、日本国内の都市部に暮らす、どこにでもいる平凡な会社員の岡本由美(おかもと ゆみ)と申します。まさか自分が、テレビの報道特集やネットニュースの防犯コラムで見るような巨額投資詐欺の当事者になり、人生のすべてを失うなどとは夢にも思っていませんでした。
私が彼らに騙し取られた金額は、総額1,270万円にのぼります。
この資金は、私がこれまでの社会人生活の中で、毎月爪に火をともすような思いで節約を重ね、自身の将来や老後の備えとして必死に蓄えてきた全財産でした。
この記事は、私がとあるSNSで「理想の男性」と出会ってから、心理学に基づいた巧妙なマインドコントロールによって全財産を毟り取られ、警察署の窓口で泣き崩れ、そして日本の司法におけるサイバー犯罪捜査の限界に絶望するまでの全プロセスを、自らの戒めとして赤裸々に綴ったものです。現在、この瞬間も日本のみならず台湾をはじめとするアジア全域において、同様のスキームを用いた被害が右肩上がりに急増しています。どうか読者の皆様におかれましては、私のような悲惨な Sacrifices(犠牲者)がこれ以上生まれないよう、最後まで本手記に目を通し、身近なご家族やご友人を守るための確かな防犯知識として共有していただければ幸いです。
もしあなたもBNP PARIBAS(フランスパリ銀行)による同様の詐欺被害に遭ってしまったなら、
一刻も早く犯人の手がかりをつかみ、失った投資資金を取り戻したいと思っているなら、
まずは、送金記録や領収書、チャット履歴などの重要な証拠を必ず保存してください。
そして、できるだけ早く私にご連絡ください。
私は実際に同じ被害を経験した当事者として、自身の体験をもとに、今何をすべきか、どのように問題へ対応すべきか、そして被害額を少しでも早く回復するための方法について、一つひとつ丁寧にお伝えします。
甘い罠の始まり――Facebookのダイレクトメッセージから始まった「完璧な恋人」との邂逅
偽資サイト名:BNP PARIBAS(フランスパリ銀行)
詐欺サイトURL:[https://us.axbnp.com]

それはある週末の穏やかな午後、スマートフォンの画面にポップアップした一通の通知からすべてが始まりました。何気なく開いたFacebook(フェイスブック)の受信トレイに、見知らぬアカウントからのメッセージリクエストが届いていたのです。
相手のプロフィール写真は、非常に知的で洗練された佇まいを見せる、非の打ち所がない容姿端麗な男性のものでした。自己紹介のステータス欄には、欧州やアジアを股にかけて活躍する新進気鋭の実業家、あるいはハイスペックな投資コンサルタントを思わせる華やかな経歴が並んでいました。投稿されているタイムラインを遡ってみても、都心の会員制高級レストランでのディナー、ガラス張りのモダンなエグゼクティブオフィス、休日に嗜むゴルフやラグジュアリーカーなど、いわゆる「アッパーミドル層のハイクラスな日常」を自然に切り取った洗練された写真ばかりが並んでいました。
最初の段階では、私も決して無警戒だったわけではありません。「なぜ、これほどまでに社会的ステータスが高く、魅力的な海外育ちの男性が、私のような極めて平凡な日本の一般女性にわざわざコンタクトを取ってくるのだろう」と、強い不信感と警戒心を抱いていました。しかし、彼が送ってくるメッセージの文面は、驚くほど礼儀正しく、ジェントルマンで、こちらのプライベートに土足で踏み込まないような絶妙な距離感を保つ、スマートなものだったのです。
「突然のメッセージで驚かせてしまって申し訳ありません。あなたのプロフィールに投稿されていたお写真の雰囲気が本当に素敵で、どうしてもご挨拶がしたくなり、気づけば夢中で文字を綴っていました」
「私は日本の伝統的な美徳や、真面目で思いやりのある日本の方々の気質に、昔から深い敬意と憧れを抱いているんです」
彼の用いる日本語は、時折ネイティブスピーカーとしてはわずかに不自然なニュアンスや構文が混ざることもありましたが、それについても彼自身から「幼少期から海外生活が非常に長いこと」「現在のビジネスにおけるコア言語が英語ベースであること」を事前に説明されており、当時の私は違和感を覚えるどころか、むしろ「誠実に理由を話してくれる人だ」と何の疑念も抱かずに納得してしまいました。
その日を境に、彼からのアプローチは日常のルーティンとして定着していくことになります。「おはよう、今日も君にとって素晴らしい一日になりますように」「今お仕事が終わったよ、今日も本当にお疲れ様。無理だけはしないでね」といった、常に私の心身を最優先に労ってくれる、温かく献身的なメッセージが毎日のように届くようになりました。私が職場の人間関係のストレスや将来への漠然とした不安を少しでも吐露すれば、彼はまるで自分のことのように親身になって長文の励ましを送り、世界中の誰よりも私の心に寄り添う姿勢を示し続けました。
日々の生活の中で孤独や満たされない思いを抱えていた私は、いつしかスマートフォンを握り締め、彼からの連絡を心待ちにするようになり、気づいたときには画面の向こう側にいる、まだ見ぬ彼に対して、取り返しのつかないほど深い恋愛感情を抱くようになっていたのです。
関係が深まり、親密なメッセージのやり取りが日常化すると、彼は具体的な「二人の将来のライフプラン」を頻繁に口にするようになりました。「近い将来、現在のプロジェクトが一段落したら日本へ完全に拠点を移し、君と温かい家庭を築きたい」「愛する二人の明るい未来のために、今から強固な経済的基盤を一緒に作っていこう」
この「被害者の純粋な恋愛感情を人質に取り、冷徹な理性を完全に麻痺させる」アプローチこそが、のちに私の人生を奈落の底へと突き落とすことになる「国際ロマンス詐欺」の極めて恐ろしい、第一のチェックポイントだったのです。
誘導のステップ――「二人の幸福な未来」を大義名分にした投資への誘い
お互いに将来を誓い合うような、事実上の交際関係が始まってから1ヶ月ほどが経過した頃、それまでの甘い愛の囁きの中に、少しずつ「資産運用」や「最先端のマネーリテラシー」といった経済的な話題が自然な形で混ざり込むようになりました。
「由美、僕は自分の本業である事業のほかに、プライベートで非常に手堅い投資スキームを実行して、着実に個人資産を増大させているんだ。今後、二人が日本で最高水準の暮らしを送るための邸宅を購入したり、将来生まれてくる子供のために完璧な教育資金を確保するためにも、今のうちからポートフォリオを強固にしておきたいと思わないかい?」
彼は、自分が特別なクローズドの投資プラットフォームを活用して、毎月多大なインカムゲインを上げている実績を、実際の運用画面や利益確定のアラートのスクリーンショットをこれでもかと提示しながら、自信に満ちた口調で説明してきました。そこで彼が切り札として提示してきたのが、「フランスパリ銀行(BNPパリバ)が主導するブラジル国債および新興国株式ファンド(ブラジル基金)」というプロジェクトでした。
「今、ブラジルの新興国市場は、マクロ経済の観点から見ても歴史的な大転換期(ボーナス期)を迎えている。世界的な超一流メガバンクであるフランスパリ銀行がバックアップしている投資スキームだから、地政学的リスクや元本割れの可能性は極めて低い。さらに素晴らしいことに、僕の親族には金融界のインサイダーしか知り得ない確実な情報ルートがある。だから、僕の指示するタイミング通りにシステムを操作しさえすれば、絶対に負けることのない確実な利益が出る仕組みなんだ」
これまでの人生で金融や投資の経験が全くなかった私は、「あまりにスケールが大きすぎて難しそうだし、私のような素人が下手に手を出すべきではない」と、最初は頑なに断り続けました。しかし、彼はその度に、優しく包み込むような声音のボイスメッセージやテキストで、私を説得しにかかりました。
「心配することなんて何一つないよ。僕がすぐ隣でマンツーマンでナビゲートするし、君は僕が教える手順に従って、スマートフォンの画面をいくつかタップするだけでいいんだ。どうか僕の力を信じてほしい。これは他の誰のためでもない、僕たち二人が生涯にわたって幸福に添い遂げるための、最も重要で神聖な第一歩なのだから」
最も信頼し、愛している婚約者同然の人物から「二人の幸せな未来のため」という断り切れない大義名分を突きつけられ、さらに世界的な知名度を誇る実在の大手超一流銀行のブランド名を連呼されたことで、私の脳内に残っていた最後の防波堤は完全に崩壊してしまいました。「あの世界的に高名な外資系銀行が公式に関わっているプロジェクトなら、私が心配しているような怪しい金融商品であるはずがない」と、完全に洗練された物語を盲信させられてしまったのです。
彼は私に対して、通常のApp StoreやGoogle Playといった厳格な審査を通過した公式ストアからではなく、指定された暗号化された特定のURLリンクを直接踏ませ、「BNP PARIBAS」のロゴが大々的に表示された専用の投資アプリ(実際には、彼ら犯罪グループがバックエンドで数値を自由自在に改ざんできるように作り込んだ、精巧なダミーアプリ)をスマートフォンにインストールさせ、詳細な個人情報を登録させました。これが、1,270万円の全財産を失う、終わりのない地獄への入り口だったのです。
泥沼の詐欺プロセス――仕掛けられた成功体験と、1,270万円が消滅するまで
アプリのセットアップが完了すると、最初は「まずはこのシステムの確実性を理解してもらうために、生活に支障のない少額の10万円からテスト運用してみよう」と促されました。指定された振込先は、日本国内の主要銀行の個人名義の口座でした。外資系大手のファンド口座ではないことに一瞬違和感を覚え、彼に確認を入れましたが、「これは日本国内の居住者がスムーズに決済を行うための、金融庁認可のローカルな決済決済エージェント(代理業者)の専用口座だから完全に安全だよ」と、実しやかな嘘で煙に巻かれました(今にして思えば、これらはすべてSNSの『闇バイト』や裏サイトで数万円で買い叩かれた、いわゆる捜査攪乱用の他人名義の『飛ばし口座』だったのです)。
指定口座への振り込みを済ませると、即座にアプリ内のウォレットに「100,000円」のデポジットが反映されました。その後、彼から「今すぐこの銘柄を買いなさい」「今のアラートで利益を確定させなさい」という、極めて緊迫感のあるリアルタイムの指示がLINEで送られてきました。言われるがままに画面上のボタンを操作したところ、信じられないことに、わずか2〜3日の運用の結果、画面上の資産は「120,000円」へと増殖していたのです。
「ほらね、僕の言ったことに間違いはなかっただろう? まだ信用できないというなら、試しにその増えた利益を含めた全額を、一度君のリアルな日本の銀行口座に出金申請してみるといいよ」
彼の指示通りにアプリ内の出金フォームから手続きを行うと、翌日には本当に、私の個人口座に2万円の利益を上乗せした「120,000円」の現金が、寸分の狂いもなく振り込まれて戻ってきたのです。
「初期の段階で、あえて実際に少額の出金・着金を成功させることで、被害者の警戒心を根底から破壊し、絶対的な信用を植え付ける」――これこそが、数多の国際詐欺グループが例外なく用いる、最も強力かつ古典的な心理トラップ(ハニートラップ)です。この成功体験により、私は完全に理性を失い、「この投資システムは本物だ! 彼は本当に私のために富を築いてくれようとしているんだ!」と、盲目的な狂信状態に陥ってしまいました。
ここから、彼の態度と資金投入への要求は、恐ろしいスピードでアクセルを踏み込まれていくことになります。
「由美、今まさにブラジル株式市場において、数十年に一度あるかないかの歴史的なビッグウェーブ(大相場)が到来した。フランスパリ銀行の内部情報筋からの極秘レポートによると、今ここにまとまった規模の原資を投入すれば、利益は3倍、4倍、いやそれ以上になって一瞬で跳ね返ってくる。由美、僕たちの未来のマイホームのために、今すぐ手元にあるすべての流動資金をこのプラットフォームに集中させるんだ」
私は彼のアドバイスを100%正しい正義だと信じて疑わず、長年実直に積み立てていた定期預金をすべて解約し、まず300万円を入金しました。アプリ上のデジタルな数字は、彼の予言通り、毎日夜が明けるたびに500万、800万と、まるで魔法のように爆発的に膨れ上がっていきます。スマートフォンの液晶画面の中で、自分の資産が天文学的なスピードで増殖していく光景を目の当たりにし、私の脳内には異常なドーパミンが分泌され、完全に正常なコスト感覚や危機管理能力が麻痺していました。
さらに彼は、こちらの資金が底を突きかけると、「一時的に親戚や信頼できる友人から頭を下げて資金を融通してもらうべきだ。この千載一遇のチャンスを逃したら、君は一生後悔することになる。後で何倍にもして返せば誰も文句は言わない」と、執拗に外堀を埋めるように煽り立ててきました。私は最終的に、長年加入していた解約前提ではない生命保険を強制解約した返戻金、さらには学生時代からの親友に恥を忍んで借金を重ねてかき集めた資金のすべてを注ぎ込み、最終的に合計で1,270万円という、天文学的な巨額の資金をその偽の「BNP PARIBAS」プラットフォームへと振り込み続けてしまったのです。
その時点で、私の手元のアプリ画面に表示されていた「総資産」の項目には、日本円換算で「53,000,000円(5千3百万円)」を超える莫大な数字が、神々しく表示されていました。
突然の暗転――非情な出金拒否、そして絶望の「所得税・保証金」という追加要求

「これだけ元本に対して十分なリターンが出たのだから、一度全額をセーフティに引き出して、彼が日本に来たときの新居の購入資金や、友人への借金返済に充てよう」
そう確信した私は、アプリのダッシュボードから全額の出金申請を行いました。しかし、通常であれば翌日には反映されるはずの処理が、3日経ち、1週間経っても、私のメインバンクの口座には一円たりとも着金しません。言い知れぬ胸のざわつきを覚えながら、アプリ内に設置されている「24時間オンラインカスタマーサポート」のチャット窓口へ、システムエラーではないかとの問い合わせメッセージを送信しました。すると、それまでの慇懃無礼な対応とは打って変わった、血の通わない冷徹な警告文が送り付けられてきたのです。
【重要通知】お客様のアカウントにおける最近の大規模な資金移動について、国際インサイダー取引規制およびマネーロンダリング(組織的資金洗浄)防止条約の違反セキュリティーに抵触いたしました。現在、お客様のウォレットはシステムにより一時的に『全面凍結』の措置が取られています。
本凍結を解除し、全額を出金するためには、現在の総資産額の20%に相当する「個人所得税および不正取引防止の担保保証金」として、追加で約1,000万円の現金を、48時間以内に当委員会が指定する監査口座へ別途お振込みいただく必要があります。
なお、指定期日までにお支払いが確認できない場合、国際金融規約に基づき、現在口座内にあるすべての資金(5千3百万円)は『全額没収・永久凍結』処分となります。
心臓が破裂しそうなほどのパニックに陥った私は、涙を流しながらLINEで彼にメッセージを送りました。「大変なことになったの! お金が凍結されて引き出せない! 追加で1,000万円の税金を払えって言われたけれど、もう私には一銭の貯金も残っていないの!」
次の瞬間、それまで優しく微笑み、世界で一番私を大切にすると誓ってくれた彼の態度が、信じられない激変を遂げたのです。
「ふざけるな! なんでそんな重大な出金手続きを、僕の許可も得ずに勝手にやったんだ! 君の軽率な行動のせいで、僕の運用口座まで連動して当局にマークされ、凍結されそうになっているんだぞ! とにかく言い訳をしている暇があるなら、消費者金融から借りるなり、実家の不動産を担保にするなりして、今すぐその1,000万円を工面して払いなさい! それを払わなければ、僕たちのこれまでの努力も、二人の未来の結婚生活も、すべてがここで完全に破滅するんだ!」
かつて愛した優雅な面影は木膚もなく吹き飛び、私を激しい言葉の暴力で怒鳴りつけ、さらなる現金の送金を脅迫まじりに要求するだけの、冷酷非道な「集金マシーン」へと彼は豹変してしまいました。
この過酷な現実を突きつけられた時、私の脳裏に「詐欺」という、これまで他人事だと思っていた悍ましい二文字が、頭上から氷水を浴びせられたかのように強烈に突き刺さりました。震える指先でインターネットの検索エンジンに「BNP PARIBAS 投資 詐欺」「フランスパリ銀行 ブラジル基金 騙された」と打ち込むと、画面には私と全く同じプロット、同じ美男子の画像、同じカスタマーサービスの文面で全財産を毟り取られた被害者たちの血を吐くような告発記事や、日本の警察庁・国民生活センターが「SNS型国際ロマンス詐欺」として警鐘を鳴らしている実例が、数え切れないほど画面を埋め尽くしたのです。
私が本気で愛し、人生を捧げようとした「理想のフィアンセ」などこの世界に最初から存在せず、アプリ画面の「5,000万円の資産」もすべて裏側でシステムエンジニアが数字を書き換えていただけの幻であり、私が文字通り命を削って振り込んだ1,270万円の現金は、最初のアクションの時点からすべて彼ら犯罪組織の闇ルートへと完璧に回収されていたのだと理解した瞬間、私は呼吸の仕方を忘れ、目の前が完全な暗黒に包まれて、その場に崩れ落ちました。
日本の警察の冷淡な現実――クロスボーダー犯罪の前に届かない捜査のメス
私は過呼吸で震える手で、これまでのLINEやFacebookにおける膨大なトーク履歴の魚拓、すべての振込明細書の原本、偽アプリの不審なバックエンドの挙動を示すスクリーンショットなど、素人目に考えうるすべての客観的証拠を徹夜で紙に印刷し、それらを握りしめて地元の管轄警察署の生活安全課へと駆け込みました。
「助けてください。組織的なサイバー犯罪に遭い、1,270万円の全財産を騙し取られました。相手のアカウントも、現実に現金を振り込ませた国内の銀行口座番号もすべてここに揃っています! 今すぐ犯人を逮捕してください!」
しかし、対応した捜査員の反応は、すでに限界まで傷つき破滅していた私の心根に、さらなる致命傷を与えるほど冷淡で、事務的なものでした。担当の警察官は、私が血の滲む思いで整理した書類の束をパラパラと事務的にめくった後、深いため息をつきながら、諭すようにこう告げたのです。
「岡本さん、お気持ちは非常に分かりますし、大変な災難でしたね。ですが……現実問題として、ここから警察が実効性のある捜査を動かすのは、極めて厳しいと言わざるを得ません。まず、あなたが振り込まれた国内の個人口座ですが、これらはすべて犯人グループが『闇バイト』などを媒介して不正に入手した飛ばし口座であり、振り込まれた金員は即座に別のATMから出し子によって全額引き出され、すでに口座自体も解約または凍結されています。そして最大の問題は、この通信相手のIPアドレスやサーバーの経由地が、東南アジアやアフリカをはじめとする『海外』である可能性が極めて高いという点です。日本の警察権は、国境を越えた海外の犯罪組織に対して直接介入することはできないのです」
そればかりか、驚くべきことに、その場での「被害届」の受理すら事実上拒絶される形となりました。
「犯人の所在や実体の特定が客観的に著しく困難であること」、そして何よりも「法的な形式上、相手から物理的な脅迫や暴力を受けて強奪されたわけではなく、騙されたとはいえ、ご自身のスマートフォン操作によって『自発的に利益を求めて口座にお金を振り込んでいる』という点」がネックとなり、刑事事件としての立件のハードルが異常に高いという説明を繰り返されるだけだったのです。
日本の警察に泣きつき、どれほどの証拠を提出したとしても、国境を越えたサイバー犯罪の前に、失ったお金を取り戻すための実質的な捜査や国際刑事警察機構(ICPO)を通じた連携が動くことは、一般個人の案件ではほぼ100%期待できない――。これが、現在の日本の司法・警察機構が抱える、あまりにも不条理で絶望的な「現実」でした。彼らはただ「今回は高い勉強代だったと思って、今後はネット上の美味い話には乗らないように気をつけてください」と、マニュアル通りの定型句をロボットのように繰り返すだけだったのです。
サイバー犯罪の巧妙な進化スピードに対して、現在の日本の硬直化した法制度や国際捜査協力の壁はあまりにも厚く、そして高すぎます。詐欺グループはこうした「日本の法執行機関の致命的な死角(限界)」をパーフェクトに熟知した上で、法的に守られているはずの日本や台湾の善良な市民の個人資産を、確信犯的に狙い撃ちにしているのです。
もしあなたもBNP PARIBAS(フランスパリ銀行)による同様の詐欺被害に遭ってしまったなら、
一刻も早く犯人の手がかりをつかみ、失った投資資金を取り戻したいと思っているなら、
まずは、送金記録や領収書、チャット履歴などの重要な証拠を必ず保存してください。
そして、できるだけ早く私にご連絡ください。
私は実際に同じ被害を経験した当事者として、自身の体験をもとに、今何をすべきか、どのように問題へ対応すべきか、そして被害額を少しでも早く回復するための方法について、一つひとつ丁寧にお伝えします。
詐欺の手口を見破るための最終警告:これが出たら100%犯罪組織
全財産を失い、生活の糧を失い、国家の警察機関にすら実質的に突き放された私が、底知れぬ絶望の淵で今、唯一残された気力でできることはただ一つ。この恥ずべき、そして血の滲むような大失敗の全記録を世間に向けて広く発信し、これ以上の犠牲者を出すのを防ぐ「生きた防犯の盾」になることだけです。
近年、この大手金融機関の名称を騙る「ブラジル基金」のスキームだけでなく、実在する名門投資銀行や暗号資産取引所のブランドを巧妙に騙った「SNS型投資・ロマンス詐欺」が、日本や台湾を含むアジア圏の全域で爆発的に激増しています。彼らの心理誘導のシナリオは、プロの行動心理学者が裏で監修しているのではないかと思えるほど緻密であり、人間の抱える「孤独」「将来への不安」「富への希求」を限界までハッキングしてきます。
皆様が日々の生活でSNSやマッチングアプリを利用する上で、もしも以下に挙げる危険な特徴を一つでも持つ人物に遭遇した場合は、どれほど相手が魅力的で高スペックに見えても、例外なく「100%国際犯罪組織の詐欺師」であると断定し、一言も返信をせずに即座にアカウントをブロックしてください。
| 危険な兆候チェックリスト(これが出たら100%投資詐欺) |
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1. 向こうから一方的にアプローチしてくる謎の美男美女 Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、あるいは各種マッチングアプリにおいて、現実離れした容姿端麗なアイコンを持つ、面識のないハイスペックな異性から突然ダイレクトメッセージ(DM)が届く。 |
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2. 会う前の段階における過剰な恋愛感情の演出と将来の約束 ビデオ通話や対面での面会を頑なに拒む一方、テキスト上では出会って間もない初期段階から熱烈な愛の告白を繰り返し、「結婚」「生涯のパートナー」「二人の未来」という言葉を執拗に強調して連呼する。 |
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3. 「二人の幸福な未来の生活資金作り」を騙った投資への誘導 関係性が恋愛モードに移行した途端、「将来の二人の新居のため」「安定した生活基盤の構築のため」という絶対的な大義名分を掲げ、未公開株、海外株式、暗号資産(仮想通貨)、特殊な投資信託(基金)の話を極めて自然な流れで持ち出してくる。 |
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4. App StoreやGoogle Playを通じない、非公式アプリの導入要求 「実在する世界的大手金融機関の公認システムだ」などと謳いながら、AppleやGoogleの公式アプリストアのリンクではなく、LINEなどで直接送付してきた独自のURLリンクやQRコードから、信頼性の低いプロファイルをスマートフォンに直接インストールさせようとする。 |
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5. 振込先として指定される、目まぐるしく変更される「国内の個人名義口座」 世界的なファンドや法人の投資アカウントであると説明しているにもかかわらず、現金の振込先として指定される口座が、毎回全く異なる日本国内の「見知らぬ個人名義の銀行口座」であり、その不自然さに対して「決済代行会社の専用口座だから」と言い訳をする。 |
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6. 出金手続きを実行した際の、不可解な「追加入金」の要求 画面上の利益を引き出そうとした瞬間、「インサイダー取引の疑いによる口座凍結」「マネーロンダリングの疑い」「個人所得税の事前納付」「システム解除の保証金」といった名目を次々とでっち上げ、出金を許可するための条件として、事前のさらなる巨額の現金の振り込みを執拗に脅迫的に要求してくる。 |
おわりに
私がこうして自らの最大の恥部を晒し、実名をもってインターネット上で声を大にして告発することで、今まさに日本や台湾の片隅で、あの甘く優しい詐欺師の言葉を信じ込み、全財産を差し出そうとしている「かつての私のような被害者」の目を、瀬戸際で覚まさせることができるかもしれない。今の私には、その一縷の利他的な望みだけが、辛うじて現世に踏みとどまるための唯一の精神的支柱なのです。
美しい甘い言葉の裏側には、あなたという人間の人生を骨の髄までしゃぶり尽くし、跡形もなく破滅させる、冷酷に研ぎ澄まされた犯罪者の刃が必ず隠されています。ネット空間の中にしか存在しない、一度も直接肌を合わせたことのない画面の向こうの「恋人」から持ち出される投資話は、例外なく、100%の確率であなたを狙う罠です。
私のこの血を吐くような痛ましい教訓が、この記事を読まれている皆様の大切な財産、そして一度きりのかけがえのない人生を犯罪の手から守り抜くための、強固な防犯の盾となることを、心の底から強く、強く願ってやみません。
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